〇碓井川橋梁 製作記(8)
木の作成です。木は直径5mmの木の棒を幹として、紙で作った円錐形の台紙に、不織布を貼り付けた葉っぱからなっています。
幹は、接着面積を大きくするため、端面に厚さ3mm幅9mmの設置板を接着しています。
地形に合わせて平坦用(写真右)、緩傾斜用(写真左)、中傾斜用(写真右から2番目)、急傾斜用(写真左から2番目)の4種類鵜を作成し、適宜配置しています。平坦用と緩傾斜用は、設置板に丸棒1本を接着した構造ですが、中傾斜用と急傾斜用は葉っぱの円錐が地面に接してしまうため、地面から離すことも考え「くの字型」としています。
木の幹を配置するとこんな感じです。全部で約140本を配置しました。
次は、葉っぱです。作成手順は写真の通りです。
不織布の色は、緑を基本として、黄緑、萌黄色、黄色を緑の1/10程度作成し、配置しています。
木の配置完了です。
これでほとんど完成ですが、細かな仕上げ部品がまだあります。
次は、細かな仕上げ部品の作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(7)
架線柱の作成です。新線は電化路線です。短い区間に建っている架線柱は特徴的な風景を構成しており、模型化することとしました。
架線柱は、架線柱本体と架線柱を橋に接合する部分からなっています。
まずは、橋に接合する部分を作ります。この部品は橋から張り出したようになっています。作成状況を写真に示します。右から画用紙を切り抜いた展開図、折り曲げて部品を作成、橋への取り付け状況です。
架線柱の作成です。架線柱は厚紙を主として使用しました。
架線柱は、縦の部材2つ横部材1つよりなっています。
縦の部材の作成状況です。側面の帯材の間に波型の部材を接着して主要構造物を作ります。頭部に四角錐の部品を付けて完成です
縦部材に横部材を付けるための部材を接着します。
縦部材2つと横部材を接合し、1つの架線柱とします。
組み立て終わった架線柱を灰色に塗装し仕上げます。
塗装を完了した架線柱を橋に接着した架線柱取り付け部に接着します。
次は、木の作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(6)
橋梁本体の作成です。
橋梁は画用紙で作ります。橋は左右対称なので半分ずつ2ブロックを接合して1つの橋を作ります。
以下、写真で組立状況を説明します。
これで、橋の外形が完成です。この段階で地形に仮置きしておかしくないかを確認します。
次は、手すりおよび路盤の作成です。
手すりは厚紙を切り抜き灰色に塗装したものとしました。
路盤は5mm厚スチロール板で作ります。スチロール板の側面に手すりを接着します。
路盤の裏には橋本体を補強するとともに接合しろとする5mm厚スチロール板を接着します。
路盤と橋本体を接着して橋梁本体は完成です。
完成した橋梁本体を完成した地形に仮置きしてみます。
かなり完成形のイメージができてきます。
次は、架線柱の作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(5)
地形の作成です。
地形はダンボールの芯に白い模造紙を貼って作ります。当該セクションは、構造物が多く、地形の横の連続性は把握しやすいので、縦の形状を決めてから、横のつながりを決めるました。
まずは、縦部材を挿入した状態です。
縦の地形の連続性や模造紙を貼る際の補強となる部分に横のリブを挿入してゆきます。
ダンボールの芯が出来上がったら、模造紙を貼ってゆきます。模造紙は、約5cm幅の帯状に切ったものを地形の下から5mmから10mm重ねるようにして貼ってゆきます。
模造紙の接着剤がよく乾燥するまで養生したら、地表面を地表の色(象牙色)で塗ります。コンクリートとなる部分は白い色で残すこととするため、酒井となる部分にマスキングテープを貼ります。マスキングテープを貼り終わったら、色を塗ります。
マスキングテープをはがして地形は完成です。
次は、橋梁本体の作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(4)
トンネルの作成です。
新線のトンネルは頂部が円形、側面は垂直という形状です。モデルでは、外形をスチロール板で作り、中を黒画用紙で仕上げています。
トンネルは頂部が円形ですが、側面に開けた穴は四角で、その間を埋めるように黒画用紙を貼ることになります。そこで、画用紙がスムーズに貼れるようにトンネルの内側には三角形の治具を接着しています。
画用紙は頂部から接着すると継ぎ目が目立たなくなります。
黒画用紙を接着し、トンネル部品は完成です。若干形状は異なりますが、これを4つ作成します。
作ったトンネル部品をトンネル路盤に接着します。
トンネル部品接着完了です。
トンネルの翼壁を接着します。
トンネルと翼壁が配置されるとおおよその地形のイメージができてきます。
次は、地形の作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(3)
トンネルおよび橋の基礎の作成です。
碓井川橋梁はトンネルとトンネルに挟まれたコンクリート製上路アーチ橋で、トンネルからすぐに橋台となっています。そこで、トンネル路盤と橋台を一体で作成します。
厚さ5cmのスチロール板でベースを作ります。
次に5mm厚」スチロール板で路盤および橋台の面を作ります。
橋台部部分には側面の土留めとなる三角形の板を接着します。
橋台のベース、橋台、路面の部分を接合し、路盤と橋台を一体化した部品として仕上げます。高さの異なる2組4つを作成します。路盤部分は地面の色を塗っておきます。
作成した部品をベースに接着します。
4つの部品の接着完了です。まだ、全体のイメージはつかめません。
今見えている面は、碓井第三橋梁のセクションと接合する面になります。そこで、地形が連続するような地形のスチロール板を接着します。
反対側の面はトンネルとの離れが小さいため、トンネルを配置し、地形の雰囲気を確認しながら決めることにしました。
次は、トンネルの作成です。
〇碓井川橋梁 製作記(2)
ベースの作成です。
ベースは5cm厚の白色スチロール板で底面を、5mm厚の青色スチロール板で側面を作成しています。
底板は5cm厚のスチロール板を使用していますが、材料が不足したため、短い部品を突合せ接着し、作成しました。
側面の青色5mm厚スチロール板です。こちらも材料を節約するため、2枚のスチロール板を突合せ接着して作成しました。
側面はトンネルの部の開口を作ってから底面と接合します。開口部の高さが違うこと、水平位置も偏在していることが見て取れます。
側面を底面と接着します。
側面を底面と直角に接合するため、治具で確認しながらマスキングテープで仮止めして養生しました。
これで外形が完成です。
底板の中央部分は、勾配を付けた川、凸型スチロールブロックは道路となる部分です。
次は、トンネルおよび橋の基礎の作成です。