〇碓井川橋梁 製作記(6)

 橋梁本体の作成です。

 橋梁は画用紙で作ります。橋は左右対称なので半分ずつ2ブロックを接合して1つの橋を作ります。

 以下、写真で組立状況を説明します。

印刷した画用紙

切り抜いた部品

箱抜き部分の組立

箱抜き部分を橋梁側面に接着

橋梁反対側側面を接着

底面および端面を接着

片側の部品完成

接合用の部材を接合部分に接着

2つの部品を接着(接着前)

2つの部品を接着(接着完了)

接着面の目隠しとして模造紙を添付

 これで、橋の外形が完成です。この段階で地形に仮置きしておかしくないかを確認します。

確認状況(碓井下流側)

確認状況(碓井川左岸側)

確認状況(碓井川上流側)

確認状況(碓井川右岸側)

 次は、手すりおよび路盤の作成です。

 手すりは厚紙を切り抜き灰色に塗装したものとしました。

手すりの部品

 路盤は5mm厚スチロール板で作ります。スチロール板の側面に手すりを接着します。

スチロール板の側面に手すりを接着

 路盤の裏には橋本体を補強するとともに接合しろとする5mm厚スチロール板を接着します。

橋本体を補強するとともに接合しろとする5mm厚スチロール板を接着

 路盤と橋本体を接着して橋梁本体は完成です。

橋梁本体完成

 完成した橋梁本体を完成した地形に仮置きしてみます。

完成橋梁の仮置き

 かなり完成形のイメージができてきます。

 

 次は、架線柱の作成です。

〇碓井川橋梁 製作記(5)

 地形の作成です。

 地形はダンボールの芯に白い模造紙を貼って作ります。当該セクションは、構造物が多く、地形の横の連続性は把握しやすいので、縦の形状を決めてから、横のつながりを決めるました。

 まずは、縦部材を挿入した状態です。

縦部材挿入(碓井下流側)

縦部材挿入(碓井川左岸側)

縦部材挿入(碓井川右岸側)

縦部材挿入(碓井川上流側)

 縦の地形の連続性や模造紙を貼る際の補強となる部分に横のリブを挿入してゆきます。

横補強完了(碓井川左岸側)

横補強完了(碓井川右岸側)

横補強完了(碓井川上流側)

横補強完了(碓井下流側)

 ダンボールの芯が出来上がったら、模造紙を貼ってゆきます。模造紙は、約5cm幅の帯状に切ったものを地形の下から5mmから10mm重ねるようにして貼ってゆきます。

碓井川右岸側 貼り付け完了

碓井川右岸側 貼り付け完了

碓井川左岸側 貼り付け完了

全体 貼り付け完了

 模造紙の接着剤がよく乾燥するまで養生したら、地表面を地表の色(象牙色)で塗ります。コンクリートとなる部分は白い色で残すこととするため、酒井となる部分にマスキングテープを貼ります。マスキングテープを貼り終わったら、色を塗ります。

塗装完了(碓井川上流側)

塗装完了(碓井川左岸側)

塗装完了(碓井川右側)

 マスキングテープをはがして地形は完成です。

塗装完了(碓井下流側)

塗装完了(碓井川左岸側)

塗装完了(碓井川上流側)

塗装完了(碓井川右岸側)


 次は、橋梁本体の作成です。

〇碓井川橋梁 製作記(4)

 トンネルの作成です。

 新線のトンネルは頂部が円形、側面は垂直という形状です。モデルでは、外形をスチロール板で作り、中を黒画用紙で仕上げています。

トンネル部品

 トンネルは頂部が円形ですが、側面に開けた穴は四角で、その間を埋めるように黒画用紙を貼ることになります。そこで、画用紙がスムーズに貼れるようにトンネルの内側には三角形の治具を接着しています。

外形部品 組立て前

部品組み立て後

トンエル外系組立完了、画用紙接着前

 

頂部黒画用紙接着

 画用紙は頂部から接着すると継ぎ目が目立たなくなります。

側面黒画用紙接着、完成

 黒画用紙を接着し、トンネル部品は完成です。若干形状は異なりますが、これを4つ作成します。

トンネル部品の接着

 作ったトンネル部品をトンネル路盤に接着します。

 トンネル部品接着完了です。

トンネル部品接着完了(碓井第三橋梁側)

トンネル部品接着完了(向かって右側)

トンネル部品接着完了(向かって左側)

 トンネルの翼壁を接着します。

翼壁設置 左側

翼壁設置 右側

トンネル設置完了

 トンネルと翼壁が配置されるとおおよその地形のイメージができてきます。


 次は、地形の作成です。

〇碓井川橋梁 製作記(3)

 トンネルおよび橋の基礎の作成です。

 碓井川橋梁はトンネルとトンネルに挟まれたコンクリート製上路アーチ橋で、トンネルからすぐに橋台となっています。そこで、トンネル路盤と橋台を一体で作成します。

橋台のベース

 厚さ5cmのスチロール板でベースを作ります。

橋台及び路盤

 次に5mm厚」スチロール板で路盤および橋台の面を作ります。

橋台側面

 橋台部部分には側面の土留めとなる三角形の板を接着します。

橋台ベースと橋台、路盤の接合部品

 橋台のベース、橋台、路面の部分を接合し、路盤と橋台を一体化した部品として仕上げます。高さの異なる2組4つを作成します。路盤部分は地面の色を塗っておきます。

橋台、路盤の部品をベースに接着

 作成した部品をベースに接着します。

接着完了

 4つの部品の接着完了です。まだ、全体のイメージはつかめません。

地形面接着

 今見えている面は、碓井第三橋梁のセクションと接合する面になります。そこで、地形が連続するような地形のスチロール板を接着します。

 反対側の面はトンネルとの離れが小さいため、トンネルを配置し、地形の雰囲気を確認しながら決めることにしました。

 次は、トンネルの作成です。

〇碓井川橋梁 製作記(2)

 ベースの作成です。

 ベースは5cm厚の白色スチロール板で底面を、5mm厚の青色スチロール板で側面を作成しています。

底板

 底板は5cm厚のスチロール板を使用していますが、材料が不足したため、短い部品を突合せ接着し、作成しました。

側面

 側面の青色5mm厚スチロール板です。こちらも材料を節約するため、2枚のスチロール板を突合せ接着して作成しました。

側面 トンネル部開口

 側面はトンネルの部の開口を作ってから底面と接合します。開口部の高さが違うこと、水平位置も偏在していることが見て取れます。

側面接合(1)

 側面を底面と接着します。

側面接合(2)

 側面を底面と直角に接合するため、治具で確認しながらマスキングテープで仮止めして養生しました。

外形完成

 これで外形が完成です。

 底板の中央部分は、勾配を付けた川、凸型スチロールブロックは道路となる部分です。

 次は、トンネルおよび橋の基礎の作成です。

〇碓井川橋梁 製作記(1)

 久しぶりの投稿です。

 

 横川軽井沢間の碓井第三橋梁セクションを譲ることになったのですが、どうせなら、新線である碓井川橋梁も作って一緒に納品していただきないかという依頼を受けて製作することになった次第です。初めての依頼による作品となりました。

 

 では設計図から・・

設計図

 新線は複線なので、これまでのセクション規格の中に複線を配置しました。既存のセクションとの連続性を考え、地形を連続させる余裕として接続する方の端面からの離れを確保するとともに、トンネルと地形の関係が不自然とならないようように線路配置を考えました。線路の高さは、既設セクション方から見ることを考え、手前の線路を既設セクションの線路高さより製品橋げた1/4、奥の線路を既設セクションの線路高さより製品橋げた1/2と上げ、見通しを確保できるようにしました。線路に勾配を付けるかどうかは迷いましたが、風景写真を見ると、遠景となる新線は勾配がない方が見栄えが良いと感じたので、勾配はつけないこととしました。

 

 次は、セクションのベースの作成です。

*牛乳パック電車(2)

 今回は、前回に引き続き、牛乳パックを使用した電車(気動車)の紹介です。

 

5)103系1000番台

 国鉄通勤型電車103系のうち地下鉄乗り入れ用に特化した車両です。前面の貫通扉が特徴です。俗に言う食パン電車です。

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103系1000番台

6)185系

 国鉄の特急型電車です。つい最近、定時運用から離れたことで話題となった車両です。塗装は高崎線運用Verです。

 これは、貯金箱としても使えるようにしており、屋根には空調ではなく、お金を入れる口が付いています。

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185系

7)711系

 国鉄が北海道専用に製作した通勤型電車です。雪の中でも目立つようにと工夫された赤い車体が特徴です。

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711系

7)721系

 JR北海道が製作した通勤型電車です。この作品が牛乳パック電車の最後で、屋根上機器を作らず、そのままとなっているのだと思います。

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721系

8)781系

 国鉄が北海道専用の特急型電車として製作した車両です。紫(バイオレット)の帯は、色画用紙にはなく、折り紙を使用しました。

 今見ると、運転台が大きくなりすぎてバランスが悪い感じが否めません。

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781系

9)785系

 781系の後継機としてJR北海道が製作した特急型電車です。くの字型の前面に貫通扉が付く、複雑な形状です。

 モデルは古く、屋根のRも裾絞りも入っていません。

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785系

10)789系

 785系の後継機としてJR北海道が製作した特急型電車です。この後、JR北海道が製作する特急型車両の先頭形状がこの車両から採用されています。

 このモデルも古いもので、屋根のRも裾絞りも入っていません。

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789系

 これで、牛乳パック電車の紹介は終了です。

 次は、何を紹介しましょうか・・・・