〇巴川橋梁(清水港線)
今回は、平成29年に製作した、巴川橋梁の紹介です。
巴川橋梁は、廃線となった清水港線(東海道本線 清水駅から三保駅を結んでいた)にあった昇開橋です。巴川の河口にかかる橋で、船が通過するには、橋と水面の高さが確保できないため、船が通過するときだけ、橋の一部を上昇させる構造となっていました。
では完成品を見てみましょう。
中央部の主塔の間の下路ガーターが主塔に沿って上下します。下路ガーターは主塔頂部の滑車を通してバランスウェイトと結合されています。上流側 右岸に制御室があります。制御室は2階建てで、1階が昇開のための動力室、2階が制御室となっています。船のための信号が、橋の支柱、上下流側に取り付けられています
本物では、昇開するガーター部分の水平を保持するため、左右のワイヤーはガーターに取り付けられた滑車によって結合されていますが、モデルではそこまではモデル化していません。
橋が下がった状態では、バランスウェイトは上がっており、バランスウェイトの下を車両が通過します。
では、次は上昇した状況です。
バランスウェイトが下がり線路を塞いでいます。
線路に立ってみると、バランスウェイトで線路を塞いでいるので、対岸は見えなくなります。
中央のガーター部を下から見あげてみました。下を通過する船から、このように見えていたのでしょうか?
次は、車両を載せた状況です。
清水港線は、最後までディーゼル機関車牽引の貨車と客車の混合列車でした。そこで、DD13の1次型+コンテナ+旧型客車を載せてみました。
橋が上がっているときに列車がどのように止められたのかは判りませんが、橋にかかる前に信号があり、そこで待っていたと思われます。
模型では、スペースの関係で、橋の上で待っているような写真としました。
カメラの動画撮影機能で動画を撮影しましたが、ブログにはアップできませんでした。少し残念です。
さて、次は何を紹介しましょうか?・・・・