▽E127 100

 車両製作が続いていますが、今回はJR東日本 E127系の100番台(長野色)です。

 旅番組などでよく出て来る車両で、これも前から作りたかった車両です。また、これができると、いろいろな形式への応用ができるので、作り方考えていましたが、紙で作るには、運転席窓の凹凸の表現が壁1枚と薄くなっており、この部分の表現をどうしようかと思案していました。

 あるとき、ふと解決策が思いつき、試してみたくなり、今回作成した次第です。

 そこで、今回は組立手順と合わせて紹介します。

 

1)組見立て手順

・設計図

 クモハとクハの1セットをを一挙に設計しました。

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クモハ E127

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クハ E127


1.組立て

 非動力車のクハをサンプルに組立手順を示します。接着剤の乾燥養生などを考慮した実際に行った組立手順になっています。

 

1)正面-1

 厚紙の裏打ちが必要なため、これから作り始めます。

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正面-1

2)側面-1

 側面というか車体ですが、今回思い浮かんだ正面部分の解決ですが、紙を折り曲げることで壁の厚さや凹み部分の空間を確保するとともに、強度も増すことができるというすべてを解決できる方法です。

 ただし、1.5mm程度の折り返しになるため、余裕をもって切抜き、折り曲げくせをしっかりつけてから余分な部分を切り取る、折り曲げた部分に曲面を付けるため、接着をしっかりと行うなどのテクニックが必要となります。

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側面-1

3)乗客扉

 乗客扉では側面で切り抜いた乗客扉を部品として使用するので、側面から切り抜く際丁寧な作業が必要な点が注意点です。

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乗客扉

4)妻面、正面扉、尾灯

 凹凸を出すために固化かな部品の張り合わせを行っています。

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妻面他

5)側面-2

 側面に妻面と正面を接着して箱状にする作業です。センターを罫書き、センターを合わせるようにするときれいな箱状になります。

 また、正面は折り曲げた部分の内側に接するように接着するのが重要です。

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側面-2

6)妻面補強

 妻面を厚紙で補強します。

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妻面補強

7)正面-2

 1)で作成した正面部品を貼り込みます。この部品が正面の補強にもなります。

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正面-2

8)側面補強

 側面を厚紙で補強します。

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側面補強

9)雨とい

 雨といの凹凸を出すために部品を接着します。

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雨とい

10)側面パーツ

 表示灯、空気取り入れ口、開閉スイッチの凹凸を出すために部品を接着します。

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側面パーツ

11)妻面雨とい

 側面雨といの凹凸を出すために部品を接着します。

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妻面雨とい

12)ランボー

 ランボードの凹凸を出すために部品を接着します。

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ランボー

13)コルゲート

 コルゲートの凹凸を出すために部品を接着します。これも今回試してみたかった部分です。あった方がより見栄えがするとい程度ですが・・・

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コルゲート

14)屋根部品(運転席)

 運転席側の屋根部品(発煙筒、警笛、列車無線)を作ります。細かな部品になります。

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屋根部品(運転席)

15)クーラー

 クーラーを作ります。動力車と非動力車の違いはスイッチの欠き取りの有無です。

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クーラー(非動力車)

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クーラー(動力車)

16)貫通幌

 貫通幌を正面、妻面に接着します。

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貫通幌

 ここまでで非動力車のクハは完成です。

 この後は、動力車の屋根上部品の作成を補足します。

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動力車の屋根上部品

17)屋根上抵抗器

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屋根上抵抗器

18)パンタ接続器

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パンタ接続器

18)避雷器

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避雷器

18)シングルアームパンタグラフ

 アーム部分はずれないように2枚の貼り合わせをすることがきれいなフォルムにするコツです。

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シングルアームパンタグラフ

 

2.完成品

 では完成品をご覧ください。

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クモハE127

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クモハE127

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クモハE127

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クハE127

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クハE127

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クハE127


 2両連結の写真です。2両連結の後ろにいるのは・・・

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クモハ+クハE127

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クハ+クモハE127


さて、次は何を紹介しましょうか?・・・・