*製作手順(埼玉新都市交通(ニューシャトル)2020型を例にして)-4
埼玉新都市交通(ニューシャトル)2020型を例にして、製作手順を書いてゆきます。
(3)組み立て
作成した部品を組み立てます。
①側面および屋根の仕上げ
側面および屋根に曲面を、側面に折り曲げを付けます。屋根にコルゲートの部品を接着します。
②乗務員扉の接合
乗務員扉に折り曲げを付け、側面に接着します。
③妻面および正面の接合
妻面および正面に折り曲げを付け、側面に接着します。
④乗降扉の接合
乗降扉に折り曲げを付け、側面に接着します。
⑤ドアレールの接合
乗降扉の下にドアレールを接着します。
⑥完 成
以上で完成です。
(5)補 足
ここからは、補足を少々述べます。
①簡略版の作成
作例はドアの凹凸などを表現するため、かなり面倒な工作を行っていますが、躯体だけならば、部品②③⑥だけで十分見栄えのするものになります。
②印刷方法
印刷にはEXCELだけではなく、Windowsアクセサリの「ペイント」なども使えます。
印刷するときの修正寸法算出の考え方は以下の通りです。
設定;規定枠の寸法
添付;図として貼り付けたソフト上の寸法
印刷;修正無しで印刷した紙の上の寸法
修正;印刷結果が規定枠になるために必要な図の寸法
とすると、
設定/印刷×添付=修正
となります。
修正寸法を入力する際は、縦横比一定のチェックを外すことを忘れないでください。
③模型化の際の留意事項
模型化に際しては以下を留意しています。
・できるだけ紙を使用する。
・配管など紙で作りにくいものは針金などを芯に入れたコピー用紙を丸めたものや
針金そのものを使用する。
・凹凸はできるだけ紙を重ねることで表現するが、影の表現などを使用することも
ある
・部品として作成する最小寸法はカッターで切り抜けることを考慮し1mm以上と
する。
・継ぎ目は、正面の貫通路や躯体の隅など見えにくい場所に配置する。
・見える場所を突合せで接合する場合、紙をできるだけ紙面直角に切断する。
・接合線が見えてしまう場合は、同じ色に印刷した薄い紙を上から貼り合わせる。
以上でこの製作記は終了です。