〇橋を架けよう(7)
2.7 詳細設計
詳細調査の結果を基に、橋梁の詳細設計を行います。
通過車両の荷重は、電気機関車継引列車としました。
橋梁に作用する過重と地質状況から、橋台は岩盤に到達する杭構造とすることにしました。地質状況に大きな変化はないことから、橋台位置はプレートガーター橋の構造から決めることとしました。
アーチ部と両岸はプレートガター橋で結合することから、荷重に耐えられるプレートガーターの規模が決まるため、アーチ部の支点(橋台位置)が決まります。
同様に作用荷重から、アーチ部の部材、構造を決めてゆきます。
なお、今回は、河川内に仮設が行えことから、施工性も考えた構造とします。ワイヤークレーンで吊りながら設置することが多く用いられますが、半分ずつ両岸で建てながら作り、それを橋台の支点を利用して、倒して中央で結合するという施工法を用いることとします。この施工法に耐える、橋台構造が必要になります。そのため、橋台は硬い岩盤に杭を入れる構造としています。
次は、施工計画です。