〇丘輪車両 工場
今回は、丘輪車両の工場の紹介です。
ベースは最も初期のころに作りましたが、建物がなかなかそろわず完成までには相当時間がかかりました。
では工場を紹介しましょう。
全景です。写真左側が入出場口です。入場して左側が工場線、右側が編成の仕上げ線です。工場線と仕上げ線の間に工場の事務棟があります。事務棟の向かえ、入出場口の脇には変電所があります。
工場線は2線に分かれています。工場建屋の入口側は古い木造建屋ですが、奥側は新しい鉄骨の建屋となっています。工場建屋を通過すると、トラーバーサーがあり、トラーバーサーの先は3線となっています。3線のうち、1線は木造の単線車庫となっており塗装工場となっています。残り2線が屋根上の仕上げ線となています。
仕上げ線の途中には、工場内の牽引機の駐機線となっています。仕上げ線の入口側には蒸気機関車整備用の転車台や給水塔、給炭台があります。仕上げ線の奥には排水処理用のシックナーがあります。トラーバーサーと仕上げ線の間には休息所があります。
では、細部を見てゆきましょう。
入手場線の付近には、転車台、変電所、事務棟などの建物と、休憩所として京都市電の車体、倉庫としてワム8000の車体が置いてあります。
転車台は1/4レールの長さに収まるように設計しました。特にモデルはありませんが、参考にしたのは下今市のものです。給水塔もモデルはありません。軽便鉄道などでよく見られた角型水槽のもです。給炭台は国鉄の簡易型のものです。さらに簡易になるとベルトコンベアになりますが、そこまで簡易にはしませんでした。
変電所です。これもモデルはありませんが、一応、変電設備の基本構造に沿った機器配置としています。
仕上げ線と駐機線の間には照明塔が立っています。これも会津若松駅のものをモデルとしています。
試作の京都市電の車体を捨てるのはもったいないので、休憩所としておいています。
試作のワム8000の車体も捨てるのはもったいないので、倉庫として活用しています。
給水塔の横にはテンダー車を再利用した超水槽が置いてあります。
次は、工場建屋周辺です。
工場建屋は入出場口側の木造建屋と奥の鉄骨造建屋が連結されています。
木造部分は、工場創設次代の建物で、スレート吹きとなっています。工場が手狭となったため、下記写真の右側部分が増築されています。
鉄骨造建屋です。
鉄鋼造部分は車体を吊り上げるための高さがあり、天井クレーン対応となっています。光を取り入れるため、側面は大きなガラス張り、天井も鋸刃型の採光システムを取り入れています。として
工場建屋の横には牽引機庫があります。特別なモデルはありませんが、どこにでもあるスレート製のものです。
H鋼で構造体を作り、ダンボール製の波型材でスレートを表現しています。
なお、牽引機は貨物移動機を使用しています。
トラーバーサーは既製品の下路トラスを利用しています。手動で動かすようにしています。
次は工場の一番奥側になります。
工場奥側には、木造の塗装工場、天井仕上げ線、休憩所、シックナーがあります。
塗装工場は木造スレート吹きです。モデルは特にありません。
天井仕上げ線の足場も特にモデルはなく、一般的なものです。
この休憩所は、佐久間レールパークの図書室がモデルです。
工場といえば汚水処理施設のシックナーが必需品です。
これが、工場の全てです。この工場と試験線で丘輪車両の車両部となります。
これとは別に設計部の資機材倉庫、造船部のドック、社員寮、設計部・営業部・総務部などが入る本社があるという想定です。
さて、次は何を紹介しましょうか?・・・・