〇碓井川橋梁 製作記(9)
仕上げ部品の作成です。仕上げ部品には、①下り線トンネルポータル上の落石防護柵、②上り線橋梁下の点検歩廊、③線路固定用のバラスト、があります。
①下り線トンネルポータル上の落石防護柵
下り線のトンネルポータル上には落石防護柵が設置されています。
横川側はネットのないものとネットのあるものが2段に、軽井沢側はネットのあるものが1段設置されています。
基本構造は、画用紙を2枚貼り合わせたものを組み合わせたものとなっています。親柱のH鋼は、幅5mmの帯板をH型に貼り合わせ作成しました。
ネットのないものは、H鋼の間を3mm幅の帯材で結合する構造としています。
ネットのあるものは、H鋼の親柱の間を0.8mmピアノ線で結んで主構造を作り、親柱の間に防虫網を挿入して作成しています。
完成した落石防護柵をトンネルポータル上に配置します。
②上り線橋梁下の点検歩廊
上り線橋梁の軽井沢側下部には点検歩廊があります。いつ頃設置されたものかは不明でですが、近年の写真は必ず写っているので、再現することにしました。なかなか詳細な構造が判る資料が見つかりませんでしたが、碓氷峠鉄道文化むらを訪問する機会があり、底の展示物で初めて詳細を確認することができましたので、その展示物を参考に作成しました。
セクションに配置するとこのような感じです。
③線路固定用のバラスト
模型の線路を路盤に固定するため、バラストを模した部品を作りました。具体的には、線路に接する面と路盤に接する側が直角の直角二等辺三角形で、残りの斜辺にバラストの模様とした部品です。
では写真をご覧ください。
次は、完成状態の紹介です。