〇鉱山セクション 1
鉱山をイメージしたセクションです。
まずは全景です。
正面向かって左側が採掘場、正面奥の青い屋根が鉱石積み込み用ホッパー、右側手前が発電所、右側奥が選鉱所、正面手前に鉱山軌道、鉱山軌道の下に駅舎、鉱山事務所が配置されています。
高架橋は、神岡森林鉄道跡で見たコンクリート製橋梁、若松港の石炭桟橋などを参考としたものです。
駅舎は上砂川駅のものをモデル化したものです。駅ができた後に高架橋ができたという想定なので、軌道の高架橋の橋脚の間隔が駅舎の分だけ開いています。駅舎正面向かって左側にはトイレがあります。トイレはアニメ「プリティーダービー」に出てきたものをモデル化したものです。
トイレの左側には、鉱山事務所が建っています。
鉱山事務所は木造の和風建築が多いため、熊ノ平駅舎を持ってきました。
駅がある面から、一段上がった面に、各種鉱山施設があります。右側手前には、鉱山の電力を賄う発電所があります。発電所は、熊ノ平変電所建物を配置しました。
鉱山軌道は、向かって右側の採掘場から、駅舎の上を高架で通過し、発電所の前で方向を変えて、標準軌の鉄道が通る切通しを渡って、選鉱所に入ります。
鉱山軌道は非電化で、立山砂防軌道、酒井ワークス製、3.5t車をモデルとしています。
選鉱所で鉱石を降ろした後、鉱石ホッパーを通り、採掘場に戻ってゆきます。鉱石ホッパーを通っているのは、昔は、採掘場から運搬された鉱石をそのまま鉱石ホッパに運搬していた名残です。荷積みの効率向上、製品単価の向上をするため、選鉱所を設け、鉱山で粒度調整することにしたという想定です。
選鉱所の背後には選鉱所から排出された水を処理する水処理施設(シックナー)があります。
選鉱所では、採掘所から積んできた鉱石は選鉱所で降ろされます。降ろされた鉱石はクラッシャーで砕かれ、ふるいで粒度調整され製品になります。
製品となった鉱石は、選鉱所建屋の下にある青いスレート葺きの小屋からベルトコンベアで鉱石ホッパーに移動します。
鉱石ホッパーでは、ホッパー下の鉱石運搬車に製品を積み込み、鉄道により出荷されます。積み込む貨車はセム1、セムフ1です。
ホッパーの入口に白い煙突のようなものが立ち上がった施設があります。これは、鉱山で使う燃料である重油の荷下ろし施設です。
鉱石ホッパー線は本線から分岐してしており、本線は鉱石ホッパーの前を通過しています。鉱石ホッパーの前にホームと駅舎があります。
鉱石ホッパーの本線側に鉱石積み込み用シュートの跡が見えます。本線が鉱山の下を貫くトンネルで開通するまで、ここが終点で、旅客扱いもなく、本線側でも積み込みをしていた名残という設定です。
本線は非電化で、貨物輸送用に使用するディーゼル機関車DD13と客車で運用されています。
次は、このセクションの別の面をお見せします・・・・。