〇法面対策(概要)

 今回は、鉄道や道路の法面対策を詰め込んだセクションの紹介です。特定のモデルはありませんが、磐越西線をイメージしています。

 

 まずは、全体を見てみましょう。

 以降、正面から見た方向で表記することとします。よって、右側、左側、手前、奥と表記します。

 

 全体の地形は、手前に川が流れており、山と川の間の斜面地に道路と鉄道が配置されています。駅のある所は谷状の地形で、左側は大きく川に張り出した尾根地形、右側も尾根地形ですがそれほど川に張り出していません。

 道路は、鉄道より昔に作られており、川から少し上がったところにあります。昔は狭い道路でしたが、鉄道開通後、整備された時に、コンクリート製の護岸で拡幅されています。右側のトンネルは、昔の狭いトンネルを拡幅したものです。左側の落石防護工も道路拡幅時に設けられたものですが、トンネルを掘削するほどの土被りがなかったこと、鉄道トンネルを侵すような工事ができなかったことから、急傾斜の斜面が残り、防護工を設置することになりました。

 鉄道は、道路からさらに1段上がったところを通っています。谷からの崩積土で段丘状の平地があったことから、この高さに設けられています。左側は地滑り地があったため、移動土砂を撤去するとともに、法面対策や落石防護が行われています。右側は急斜面にトンネル坑口が設けられているため、トンネル入口を延長するように落石防護工が設けられています。奥側の斜面には落石防護工や防護柵が設置されています。駅は住民の要請で後から設けられました。場所を確保するため、道路との間にコンクリート製の擁壁が設けられました。設備は簡易なものとなっています。ホームは車両1両分の長さで、L形鋼で作られています。簡易な改札兼待合室が建っています。

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正面

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斜め上方から

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真上から

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右側を上から

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左側を上から

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右側

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左側

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道路 右側より

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道路 左側より

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鉄道 右側より

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鉄道 左側より

 次は、各施設の詳細説明です・・・・。