〇橋を架けよう(17)
コーヒーブレイク(他の構造の橋を見てみよう)
工事中のストラクチャーの貸し出し要請があり、一度、工事状況の解体をしたので、これを機会に、これまで作った他の構造の橋を組み立ててみました。
このストラクチャーはこのようにいろいろな場面に変更できるようにしているのが特徴です。
(1)鋼製下路トラス橋
既製品の、鋼製下路トラス橋梁です。 左右岸を1スパンで結ぶ構造です。
(2)鋼製上路トラス橋
矩形の鋼製上路トラス橋です。これも1スパンで左右岸を結んでいますが、鋼製上路トラス橋をガーター橋で結ぶ構造で、より河川に近い場所に橋脚があります。また、路盤の下に大きな空間が必要であり、下路トラス橋と比較すると、河川水位が上昇した際の余裕が少ないことが判ります。
ガーター橋とトラス橋の接合部に小さな馬型の構造があることに注目です。
(3)鋼製上路ガーター橋(秩父鉄道 荒川橋梁モデル)
鋼製の上路ガータ橋です。ガーターの強度から4スパンでまたぐ構造です。非常に高い橋脚が河川内に配置されています。河川の中にこれだけ大きい橋脚を施工するのは大変です。
また、流量が多い河川では、橋脚が流路障害になり、橋脚への河川水の負担も大きいことが想像できます。
橋脚はレンガ積みですが、浸食されやすい、水が当たる部分や橋脚の縁には硬い花崗岩が使用されています。橋の荷重を受ける鉛直ラインにも花崗岩使用されています。
(4)鋼製上路トラス橋
製作途中のイメージモデルの状態の鋼製上路トラス橋に線路を引いてみました。毎度のことながら、なかなか完成しません。
これまでも写っていますが、特殊な線路を作りました。
トラス橋は、構造が枕木の間から透けて見えるのが醍醐味だと思いますが、既製品の線路では下が見えません。そこで、枕木と線路風にした線路を作りました。4mm間隔の枕木に、既製品の中央の仕切りを線路に見立てています。試作品は車両が走る部分に透明プラバンを貼りましたが、プラバンがなくても走行に支障はなく、逆にプラバンがあると滑りやすくなることから、プラバンを貼らないようにしました。
次は工事が進むでしょうか・・・?