◇井川線 アブト区間(3)
3.イメージ確定と橋台設置
路盤ができると、全体の雰囲気が見えてきます。
アブトいちしろ側に大井川を横断する橋梁、長島ダム側に谷を、中央部に尾根を配置して、尾根はトンネルで通過させることにします。路盤で形成される法面には法面保護工を、トンネル入口には落石防護工を配置します。谷にも落石防護工を配置します。
長島ダムも向かって右側に設置します。
このような、全体イメージを固めるのに、しばらく時間をかけました。
イメージに合わせて、川や谷の位置を決め、その位置に橋台を作りを行います。橋台は、連続した路盤に挿入する方法で設置します。
当該区間の橋梁はコンクリート製ですので、厚紙で形を作り、後で色を塗ることとします。
スチロール板の路版に厚紙を貼り路床とします。厚紙の幅は路盤の幅7cmより広い8cmです。これは、スチロール板が橋の主要構造体となるようにしたため、監査廊の余裕を考慮したものです。
橋梁となる場所の路盤を切り取ることで、橋梁のベースとします。この辺は、現場合わせで作成してゆきます。
橋梁位置が決まると、さらに地形のイメージが固まってきます。
そこで、地形に合わせたトンネルポータルも設置してしまいます。
次は、橋梁の作成です。